日 時 | 2018年10月31日(水) 19:00-20:30 |
スピーカー | 河村聡人さん(京都大学理学研究科) |
当日のスライドとメモは以下からご覧ください。
スライド
メモ
当日参加者14名(世話人5名+スピーカー1名含む)
- Space Apps Challengeとは? https://2018.spaceappschallenge.org/
- 宇宙・地球環境・衛星関連のオープンデータを使ったアプリを開発する2日間のハッカソンイベント
- NASAの呼びかけで全世界同時に開催
- 運営は各会場に任されている
- 2018年度、日本では10/27-28に6会場で開催(東京、大阪、豊橋など)
- 2018年度のお題は「宇宙と地球」
- サブカテゴリとして6カテゴリー20チャレンジが設定された
- サブカテゴリにはアートも含まれた
- 大阪会場の例
- 参加者の属性
- エンジニア、デザイナー、プランナー、それ以外など
- 子どもも参加している!
- 当日の流れ
- アイディアだし(インプット、ブラッシュアップ、チームビルディング)
- ハック(プロトタイプ作成、プレゼン準備)
- 発表(タッチ&トライ)
- 審査員4人の投票で優秀賞を決定
- 参加者の属性
- 成果物の紹介
- LOST ICE(大阪2018)
- Team Debris T-shirts(大阪2018)
- Favor For Fire Fighters (2017大阪)
- オープンデータとハッカソンの相性
- 使いやすいオープンデータと使いにくいオープンデータがある
- 使い慣れたファイル形式のものや使いやすいサーバに置いてあるものなど
- 使う気すら起こらないオープンデータもある
- 特殊なファイル形式や極端にデータ量の大きいものなど
- アウトリーチとしてのハッカソンの魅力
- 共同作業での密なコミュニケーション
- チームビルディング(目的、知識、実装)
- ハッカソンという手法を使うことで、必ずしもデータそのものに興味があるわけではない人を取り込むことができる
- 大人がバカをする場であり、子どもが自由になれる場でもある
- ハッカソン参加への障壁(心理バリア)を減らすには?
- オーガナイザーの顔を見せる
- 英語→日本語への翻訳があること(google先生でもよい)
- 過去のイベントの面白そうな雰囲気を見せること
Q&A
- Q. 参加者の構成は?
- A. アンケートをとったわけではないが、エンジニアやデザイナーなど何らかの技術をもっている人が5割学生2割、一般3割、という印象。Twitterやfakebook、websiteなどで募集を呼びかけている。
- Q. はじめて参加する人はどれくらい?
- A. 大阪会場での開催は2回目。3-4人/20人が昨年度からのリピーターだった。
- Q. NASAの目的は?
- A. Space Apps Challengeを通じて、ビジネスや新たな活動、関心をもつユーザーを増やしたい。
- Q. 河村さんが面白いと感じた作品は?
- A. ロシアの作品で、飛行機から直接シェルターを落とすというもの。
- Q. 会場ごとに特徴はあるのか?
- A. 集まった人の属性によって変わる。運営メンバーの構成にもよる。
- Q. 徹夜するの?
- A. 徹夜しても良いことになっている。ただ、徹夜したからといってよい作品ができるわけではない。
- Q. 開催国同士のやりとりはあるの?
- A. 今年は大阪会場とドイツ会場をハングアウトでつないだ。過去には東京とボストンをつないでひとつのチームをつくった、ということもあったらしい。
- Q. どれくらいの年齢の子どもが参加しているの?
- A. 小学校高学年くらいや中学生など。すでにアイディアをもっている子どもの参加があった。大人の参加者の子どもが参加していることもある。
- Q. 小学校のクラブとしてSpace Apps Challengeに参加した例はある?
- A. 分からない。
- Q. 開催にあたって費用は?
- A. ハードウェア(センサーやドローンなど)は参加者の持ち込みであることが多い。ソフトウェアやPCも参加者の持ち込み。サーバー使用については協賛会社からの支援がある。
- Q. 心理的障壁を低くするためにサイエンス色を少なくすると、ハッカソンのアウトプットの品質も低くなるかも。バランスを保つのが難しいのでは?
- A. 結局は技術をもっているエンジニアに仕事が集中してしまうなどの声もある。例えば会場ごとに属性を振り分けて募集をかけるなど、チームビルディングにバックアップが必要かもしれない。
- Q. スポンサーはどうやって集める?
- A. 運営の人脈で頑張る。