勉強会について

趣旨

「オープンサイエンス(OS)」は包括的な用語であり、様々な概念が含まれるため決まった定義はありません(Wikipedia参照)。学術誌を誰でも読めるようにするオープンアクセスや、研究データを公開するオープンデータなどが話題の中心となることが多く、これらの情報基盤の上で様々なステークホルダーの協働が想定されています。

なかでも、当勉強会では(ある学問領域に対して非専門家である)一般の方の研究参加に興味を持っています。たとえば近年、一般の人が研究に直接的に関与する学術系クラウドファンディングやクラウドソーシングなどの動きが広まりつつあります。現在ではオープンサイエンスと捉えられる活動は多岐に渡りますが、その一方で研究の質の担保などが問題になる可能性が出てきています。新しい情報通信技術(ICT)を利用しながら、望ましい科学・研究のあり方をどう形作っていくかについてはこれから議論すべきことです。本勉強会ではオープンサイエンスがより良い科学・研究の未来を作る一助となるよう、そのノウハウや、メリット・デメリットを共有することを目的としています。

勉強会にご興味をお持ちの方へ

  • 本イベントはどなたでも参加歓迎ですが、あくまで「有志による勉強会」です。オープンサイエンスに関わる色々な取り組みやアイデアを主催者とともに学び、各自が考え実践するための場として開催しております。
  • スピーカーは、オープンサイエンスに関わる可能性を感じる方を、世話人が幅広く検討し選定しています。様々なマインドや考え方を持った方をお呼びしておりますので、スピーカー自身がオープンサイエンスとは特に関係はないと考えている場合もあります。
  • 本イベント自体はオープンサイエンスの直接的な取り組みではありません。前述のとおり、オープンサイエンスは一般的にオープンアクセス、オープンデータ、ICTを用いた市民科学などを指すことが多く、本イベントの開催だけでは該当しないと考えています。

以上の点をご了解いただけましたら是非とも直近のイベントにご参加いただくか、お問合わせ先からご連絡をいただけましたら幸いです。

名称について

当初は京都に在住していたメンバーを中心に活動していたため名称を「KYOTOオープンサイエンス・ミートアップ」としていましたが、メンバーの移動等に伴い京都に限定する必要がなくなりましたので「オープンサイエンス・ミートアップ」と改称しました。

方針

  • 開催頻度:1, 2ヶ月に1回
  • 発表に含める内容
    1. 現在のオープンサイエンス関連活動
    2. ノウハウを転用できそうな他の研究領域
    3. 共同研究者募集(任意)
  • 終了後、レポートを作成・公開
    • kyoto-open.science にてアーカイブ

世話人

(五十音順)

名前 所属 担当場所
一方井 祐子 東京大学・カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU) 京都→東京
宇高 寛子 京都大学大学院・理学研究科 京都
榎戸 輝揚 理化学研究所・白眉研究チーム 京都→東京
小野 英理 京都大学・情報環境機構 京都
柴藤 亮介 アカデミスト株式会社 東京
浜地 貴志 京都大学大学院・理学研究科 京都
早川 尚志 名古屋大学・宇宙地球環境研究所 京都
林 和弘 文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP) 東京