日 時 | 2018年8月22日(水) 19:00-20:30 |
スピーカー | 荒木健太郎さん(気象庁気象研究所) |
場 所 | キャンパスプラザ京都・6階・京都大学サテライト講習室 |
当日の記録映像とメモは以下からご覧ください。
記録映像
メモ
当日参加者34名(世話人4名+スピーカー1名含む)
これまでの研究
- 雲の研究者
- 積乱雲発生前の水蒸気の実態や首都圏の降雪現象のメカニズムなど
- 気象防災、減災を目指す
どうやって雲の研究をする?
- 直接観測研究
- シチズンサイエンス
#関東雪結晶とは?
参考:http://www.mri-jma.go.jp/Dep/fo/fo3/araki/data/Araki2018_Snowcrystals.pdf
- 経緯
- 他の手法と組み合わせた総合的な研究の一部として実施
- 首都圏での観測研究の少なさ
- 海外の観測でのシチズンサイエンスの活用事例
- スマホのマクロレンズの普及 ex. 100円ショップで購入可能
- SNSを用いたデータ共有
- 情報拡散しやすい
- いいね!でモチベーションが高まる
- 都市部では投稿数が多い(ホットスポット)
- 課題と可能性
- AIなどによる解析作業の効率化
- 教育機関を含む観測ネットワークの構築
- アプリケーションの開発
- 観測事例の蓄積
どのような手法がよい?
- 工程数が少ないもの
- 敷居が低くて楽しいもの ex. 霜活(朝露の撮影)
- 楽しいからまた参加したいと思わせるようなもの
参加者を増やすには?
- 各種メディアの積極的な利用
- 情報発信のタイミングの工夫
- 異文化コミュニケーション
- 映像メディアを利用して楽しみを表現する、楽しみ方を伝える、楽しみを広げる
継続するには?
- 楽しくないとつづかない!
- 情報発信してくれる「雲友」を増やす
「雲友」を増やす様々な試み
- スマホ撮影の講習会
- シチズンサイエンスの手法を使った書籍制作
- 絵本制作 ex. 『積乱雲の一生』
- 「SNSへの参加」、「講演や講習への参加」、「観測への参加」という3つの活動による相乗効果を目指す
これからの目標
- 雪が降ったら雪結晶観測、というような文化を作りたい
- 国民の防災リテラシーの向上