日 時 | 2017年10月7日(土) 16:00-17:30 |
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スピーカー | 森田清輝さん(株式会社ウェザーニューズ) |
場 所 | MTRL KYOTO(アクセス) |
当日のスライドやメモは以下からご覧ください。
メモ
当日参加者23名(世話人3名+スピーカー2名含む)
- ウェザーニューズの紹介
- 当初は企業向けのサービスとしてはじまった
- リスクコミュニケーターが多い会社
- 天気予報の変化
- 達人が占っていた時代
- 専門家が科学
- 技術を使って数値予報する時代
- 一人一人の力およびネットワークによって天気を観測
- ”感側”する時代
- ウェザーリポートとは http://weathernews.jp/
- 個人の感覚を言葉でリポートしたり、空の写真を投稿したりする仕組み。
- 約10年間で約2900万通の投稿があった
- 今後10年でどのように変化していくかが気になる。
- 熱心に投稿してくれるサポーターは約30万人
- プロジェクトiCON https://weathernews.jp/s/proj_icon/
- 2015年から開始
- 一人一人の生活をベースに天気を予測しようという試み
- 例えば、1時間先の天気予報を自分で予測して入力する
- すでにのべ7000人が参加
- 天気予報3.0の時代へ!
- センサーの開発 ex. WxBeacon2(4250円、1か月の利用料は315円)
- 予測精度の向上
- 普段からやり続けていることで天気予報を行いたい
- 様々な新たな試み
- ドローンを用いた気象測定
- 船に海象センサーを設置し、測定
Q&A
- 圏外でもウェザーリポートに投稿できると良いのだけれど…
- 現在、ネットインフラは外部業者に頼っている状態。
- ウェザーリポートのサポーターの属性は?
- (投稿するしないに関わらず)ウェザーリポートの登録者は30代~40代の男性が多い印象。熱心に投稿してくれるサポーターはずっと熱心に投稿してくれる。
- 「晴れ」と「曇り」には明確な定義があるの?
- 「影はっきり」「影うっすら」「影なし」といった基準で定義している。
- 一番よく当たる天気予報でどれくらい?
- 例えば、気象庁の発表は約80%程度。今後、予測の精度評価は情報提供側だけでなく、受取側が行う時代になっていくかもしれない。
- オフラインで過去の情報なども投稿できるようにすると良いのでは?
- 現在はオンラインのリアルタイムの情報のみ収集している状態。
- 雨の投稿数が一部の時間帯で特に増えているのはどういうこと?
- おそらくサポーターの天気への興味が増えているということで、つまり雨が強くなっていることを示しているのでは。
- データの精度は?
- 基本的に会社としてはユーザを信じている。一方で、統計によって精度評価も行っている。間違ったリポートは1/1000通程度。一見間違ったリポートのように見えても、実はデータが観測できないものをヒトが感側している可能性もある。
- サポーターのモチベーションは何だろう?
- 他の人と情報を共有したいという思い、サポーター同士のコミュニケーションなどではないか。今後調べていきたい。
- どれくらいのスタッフ数で投稿を管理しているの?
- 日中は10名程度、夜は2~3名程度。
- 海外でも似たような試みはあるのか?
- 例えば、アメリカのNational Weather Serviceが似た試みを行っている。